ちょままちょままま

何でも書きます

太陽も嫉妬しちゃうかのちぃの尊さに乾杯

 

どうも。

職場で書きたくもない文章書かされて嫌気がさしてきたので、久しぶりの怪文書執筆です。

 

さて、そんな本日のテーマなのですが

 

『常夏☆サンシャイン』がガチで良い!!!

 

です。

 

これが何なのかというとラブライブ!スーパースター!!のアニメ挿入歌です。

https://youtu.be/XR3h_agJgXQ

 

自分でもびっくりなんですが、この期に及んでラブライブに回帰してしまいました。

 

きっかけはほんの些細なことで、ワクワクさんの副反応で取った休みにアニメを一気見したからです。

 

μ's finalのあの日あの場所にラブライバーの気持ちは置いてきたはずなのに人生何があるか分かりません(実はAqours1stもちょっと行こうとはしてた)

 

20代後半の海、新世界に突入してなお、相も変わらずアニメと遥か年下の女性声優のわちゃわちゃにブヒっているとは情けない。

 

けれども仕方ないのです。

いきなり、気づいちゃったんですから(ユーフェミア)

 

じゃあその常夏☆サンシャインの何がいいかってお話をします。

 

※アニメ本編のネタバレを含みます

 

 

 

 

 

正直これは『かのちぃの関係性』その一点に凝縮されると思います。

 

かのちぃとは澁谷かのんと嵐千砂都のカップリングのことで、ラブライブシリーズお決まりの幼なじみカプです。

 

で、この曲はというとスクールアイドルとして活動するかのんと、一歩引いた(引かざるをえなかった)立場だった千砂都の想いのズレが清算され、4人になった結女スクールアイドルが披露した楽曲です。

 

冒頭貼っつけた試聴動画みてもらえば分かるかと思いますが、ゲンキデルメロディーなんですよ(ロックマンエグゼ5のネタって分かった人とは仲良くなれます)

 

普通この手の文脈を孕んだ曲ってしんみりバラード系になると思いませんか?

もちろんストーリーの流れなどもありはしますが、そこにかのちぃの、ラブライブらしからぬ関係性が見えてくるのです。

 

ラブライブらしい幼なじみカプ展開とは、幼なじみであることのアドバンテージがスクールアイドルをやることによって生まれた新たな関係性に取って代わられてしまうことへの不安や焦燥、引け目や嫉妬のこととさせてください。

 

余談ですがここでソウルジェムを濁らせるのは往々にして主人公にとっての幼なじみキャラであるところを上原歩夢→高咲侑への特大感情に差し替えたのは虹ヶ咲っぽさがあっていいなと思います。

 

余談部分も含めて、この幼なじみクライシスはずっと一方通行でした。

きっとそれは初代、サンシャインと底抜けに明るい主人公が据えられていたからで、また高咲侑のある種男性的な側面によるものだと考えられます。

そしてこの関係性がフォーカスされる際には、周囲を巻き込み、大きく挑戦していく相手に対して自分の価値は?と考えてしまう、その発露からのメンバーのサポートがあり、雨降っての和解が描かれがちです。

 

そういった前提に立った上でかのちぃのパターンを見てみると、お互いがお互いを想う故にできた軋轢を埋めていって常夏☆サンシャインに繋がっていること、その双方向性が分かります。

 

かのん目線では、自分にできないことをできるようになると言い放ったあの日のちぃちゃんへのリスペクトからダンスに専念させようとする。

 

千砂都目線では、本当は一緒にスクールアイドルをやりたい思いを持ちつつ、かのんちゃんに守られてばかりの弱い自分からの脱却を枷として抱え込む。

 

同じ方向を向いているはずの2人の少しずつの、そしてだんだん大きくなったズレの修正が結実した常夏☆サンシャインなのです。

 

あくまでも目線合わせであって認識の改めではないからこそ、アップテンポなサマーチューンを持ってくることができたのではないでしょうか。

 

これまで(特に虹ヶ咲)と比較すると少しマイルドな幼なじみ回だったでしょう。

 

百合豚のみなさんには少し物足りなかったかもしれません。

きっとかのちぃの「好き」はloveじゃなくてlikeです。

 

だからこその

"キミがくれる気持ち 熱く深く感じて フォーリン・ライブ"

なのです。

 

そんなかのちぃの極めて高純度の友情に生まれた常夏☆サンシャインにラブライバーの血が蘇ったジジイがいるというお話でした。