ちょままちょままま

何でも書きます

あなた花宮初奈のボイスサンプルを聴きなさい

こんにちは。

蓮ノ空のこと好き好きライフで毎日がholidayな私です。

さて、本日のテーマですが、表題の通り。

 

花宮初奈さんのサンプルボイスはこの世の宝という話です。

 

騙されたと思って一度聴いてみてください。

 

自分は先日怒涛の10連勤の最終日電車に乗りたくなさすぎてこちらのサンプルボイスを再生したところ、みるみる元気が湧いてきました。

これがカンフル剤かと。

 

かのケリー御大もこちらのサンプルボイスを肴にしっぽり飲酒されているとか。

 

ガチでオロナインくらい何にでも効く印象があります。

 

今回は7つあるボイスのレビューを書きますので、一式聴いてオタクフェイスが治まってからお読みいただけると嬉しいです。

 

ご視聴はこちらから

花宮 初奈 | 株式会社青二プロダクション

 

 

 

 

 

 

▽以下レビュー

 

【セリフ1】

常人ならこれをド頭には持ってきません。

そもそもボイスサンプルなんてものはプロフィールシートなのであります。

私のセールスポイントはこれですと満を持して送り出すエースカードが、彼女にとってはこれです。

 

しかしこれ、何百回何千回聴いてあれこれ考えてみるとセルフプロデュース的にはかなりいいのでは?思ってしまいます。

 

というのも、まずは舞台設定。

激務に追われる社会人男性の彼女役でしょうか。2人は通話中です。

今女性声優にお熱なみなさんは学生でしょうか?多くの場合違うと思います。

僕らが学生時代にアニメを観ていた時間は、今の若い子たちからすると数多あるコンテンツとの競合に晒され、第一候補ではないのかもしれません。

ターゲット設定がばっちりです。

 

続いて花宮さん演じる"彼女"の設定。

話しぶりからするに何度か連絡を取ってやっと折り返しがあったのだと想像します。

それくらい依存しているにもかかわらず、仕事が忙しかったと聞くとスッと引き下がります。

オタクにとって都合のいい女性像がそこにはあります。

もちろんそんな女性はいませんし、いたとしても俺たちキモオタクのところには現れません。

これをすることで何が起こるかというと、オタクに幻影を見せることでライフステージを上げることを阻害することができます。

一生オタクとして生き続ける哀しきモンスターの出来上がりです。

 

あとは最後のセリフ聴かせれば全員死にます。おしまい。

 

【セリフ2】

古き良き平成ヒロインの薫りが心地よいです。

ここでも場面設定が秀逸で、セリフ1で取りこぼした大学生層へのアプローチが見えます。

バイト、サークル仲間、飲み会というワードを受容できるぎりぎり社会性を保ったライトファンの獲得にも抜かりがありません。お見事と言うより他ないです。

 

【セリフ3】

これを3番手に置く理由をこじつけていきましょう。

正直これをご褒美と受け取れない人もいると思うんですよね。

自分が詰められてるような気がしてしんどくなっちゃうみたいな。

ですが、ここまでのボイスの並びがそれを緩和します。

セリフ1では付き合っていて、セリフ2ではお互い気になる関係、セリフ3では多分奥さんです。

順番的に言うと2→1→3が自然です。

時間軸がおかしくなっていることで、あえて自分ごと化させない見せ方ができているのではないでしょうか。

これが時系列通りだと僕らはもう花宮初奈さんとの存在しない結婚生活を妄想してしまいますので、とてもつらい気持ちになること間違いありません。いや、嘘ついたお前が悪いだろ。

 

【セリフ4】

イカロリー冒頭三部作の世界線を経て、こちらです。

多くの人にとって馴染みのある口調と声色で安心感があります。

ある種箸休め的な立ち位置でしょうか。

 

【セリフ5】

はい、これです。

完全に4は衝撃に備えるための準備期間でした。

一旦回復させたのだからフルスロットルでいいでしょと言わんばかりに救いがないです。

大人なんだから→ずっと待ってたんだから→もういい帰る

の下げて上げて下げるはHoliday∞Holidayもびっくりの急上昇して急旋回、急下降して急旋回です。

 

【セリフ6】

これも4に近い感じがしますね。

これらにサンドされたセリフ5の危険性が垣間見えます。

あんまり混同してもなぁとは思いますが、来年のラブライブ決勝に3ユニットで勝ち残って最後のステージに上がる直前の102期の会話とか妄想すると気持ちがええです。

 

【セリフ7】

この人なんと関西人なんですよね。

それも割とコテコテ寄りの関西弁を話します。

今回のシチュエーションは、それよりももっと訛ったそんな奴おらんやろ的アニメ関西弁。

それでいてネイティブだから違和感なくかわいい。

大正時代の女学校で親友と愚痴を言っているような雰囲気からテストの存在に気付いて「終わったぁ…」現代風です。

100年分くらいの歴史がドッと押し寄せるような濃密な27秒でかなり好きです。

 

 

〜最後に〜

こう言語化してみると、ただのサンプルボイスが組曲のように思えてきました。

えらく芸事に造詣の深い花宮さんなので、もし意図してやっていたら僕はもう一生ついていきたいと思います。

 

そんな素晴らしい作品群ですが、ご本人からボイス更新の予告が出てしまっています!!

https://x.com/hanamiya_nina/status/1731700907308687634?s=46&t=pc7aoS8ssKiQDoP9SFbDaw

(2024年2月現在更新前)

 

原稿もできたそうなので、近いうちに聴けなくなってしまいます。

 

自分の終末期、朦朧とする意識の中で思い出すのがこのサンプルボイスでありますように。以上です。